ロクイチ工房

趣味でミニバイクの修理等をしています。質問には気が向いた物だけ返信します。

Today トゥデイ AF61 エンジンがかからない 始動困難

久しぶりのロクイチ作業。

今回は、日に日にエンジンのかかりが悪くなっていくのは分かっていたものの、とうとう始動しなくなったということで入庫した。

 

始動困難といっても原因は様々で、まずカンタンな所から...

まずはキックを蹴ってみるものの、やや軽い感じ。

次にスパークプラグの火花を見てみる事に。

問題なくスパークしている。

プラグを外したついでにコンプレッションゲージで圧縮を測定してみる。

※測定する際は、スロットルを空けながら行いましょう。測定→リセットを繰り返し大体3回位の平均で判断しましょう。
f:id:koumyou2002:20170411230013j:image

圧縮圧力は400kpaて...

まぁこの時点でバルブ周りへのカーボンの噛み込みによる圧縮不良でほぼ断定レベル。

 

それではシリンダーヘッドを外していきます。


f:id:koumyou2002:20170411230442j:image
f:id:koumyou2002:20170411230531j:image

切込みとフライホイールのTマークを合わせてピストンが上死点の位置で、カムホルダー・カムギヤとカムチェーンの接続を外しましょう。
f:id:koumyou2002:20170411230555j:image

カムギヤを止めている二本のボルトは細いので、組付けの際は力加減に気をつけよう。(締めすぎると割りと簡単に捩じ切れちまうので注意。)

 
f:id:koumyou2002:20170412085348j:image

f:id:koumyou2002:20170411230703j:image
f:id:koumyou2002:20170412085404j:image
f:id:koumyou2002:20170411230725j:image
f:id:koumyou2002:20170411230737j:image

カーボンがビッシリ!



サンエス(洗剤)をお湯に溶かし...
f:id:koumyou2002:20170412080658j:image

洗浄したい部品を浸ける。(念の為ゴム類は、洗剤に浸からないようにするか出来れば外しておいた方が無難かと。)
f:id:koumyou2002:20170411230832j:image
f:id:koumyou2002:20170411230855j:image

結構いいダシが出る。

 

 

f:id:koumyou2002:20170411230912j:image

バルブコンパウンドを使って、バルブの摺り合わせを行う。感覚的には♪カンカンカンスリスリスリカンカンカンカンカンスリスリスリスリ...♪みたいな感じで。摺り合わせのやり方は、便利な時代なんでYouTubeとかで調べるといい。
f:id:koumyou2002:20170411230930j:image

 

摺り合わせが終わったら、スパークプラグ、バルブ(スプリング類も全て)をシリンダーヘッドに組み付けて、漏れのチェック。

本当は灯油で行うと良いが無かったので今回はガソリンで。10分程放置して変化なければOK。写真は、ついコーヒーブレイクが長引いて30分程経ってしまたものだ。

アカンパターンは、1分位でジリジリ油面が下がっていくのでチョット間注意深くみてたら発見出来ると思う。

漏れていたら、摺り合わせからやり直し。

※ここを妥協すると後で泣かんとアカン羽目になるさかい、きちっとしたってや。
f:id:koumyou2002:20170411230952j:image

シリンダーヘッドを組付け、カムギヤ(Tマーク注意)諸々の部品を元通り組み付け。

コンプレッションゲージにて圧縮圧力を測定。

基準値 約1520kpa /800rpm

作業前 400kpa(セルにて)

作業後 約1250kpa (エンジン単体の為、キックにて。)
f:id:koumyou2002:20170411231009j:image

まぁ割りといい感じかと。

 

始動性のトラブルなので念の為オートチョーク・キャブレターも洗浄。
f:id:koumyou2002:20170411231033j:image

3ヶ月経った現在も、セル1発始動で毎日乗られている状況下で快調に走ってるようです。

 

本日の作業はこれにて終了!

 

 

ほなまた〜