ロクイチ工房

ミニバイクの修理等をしています。

ジャイロUP クランクベアリング交換

事の発端は後輩のジャイロUPと自分のライブディオを交換した事から始まった。

 

話には聞いていたが、なかなかハードな異音が“ゴーゴー”出てるじゃねぇか!

・・・と、クランクを交換することにした。

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フードを開けて、遮熱板とマフラーを外してキャブレターとエアクリーナーを外す。

 

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タイヤを外します。

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セルモーターのアース線の位置(モーター本体と共締め)や連結部(マウント部)を確認しておきます。

 

パーキングロックのワイヤーとリヤブレーキワイヤーを外し、リヤサス(左右2本)、エンジン後部から斜めに走ってるロッドの連結を外し、マウント部のボルトを外して、車体からエンジンを切り離す。

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クランクケースカバーを外す。微妙に長さが違うので組付の際は元の位置に締め付けましょう。

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綺麗に洗浄しました。ガスケットは基本的に分解時交換します。特にオイルが充填されるような場所のガスケットは開けたら交換します。

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気になるので、しばらく汚れ落とし。ほんとコテコテですのでガム剥がしと灯油とブラシでコツコツと。

 

ヘッドボルト4本を緩め、シリンダーヘッド・シリンダー・ピストンを外す。

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時々思う、、、この子は一体今まで何億回往復したのだろうか?と。

 

この際だから、シリンダー類も新品に交換することにしました。

前のシリンダー達よ、今までありがとう!そしてお疲れ様でした。

 

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KN企画のシリンダー&ピストンを入れてみることに。果たして性能の方はいかに・・・

 

とまぁ、次はジェネレーター(フライホイール)カバーを特殊工具で外す。カコッ!と結構いい音鳴ります。

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コイルを取り外して、クランクケースを止めているボルトを外し、クランクケースセパレーター(特殊工具)を使用しクランクケースを外す。

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ここで、インテークの通路に仕切り板があるので吸入抵抗になりそうなものは切除。

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切った残りを、何を使ってもいいので出来るだけツルンツルンにする。

ウチはサンドペーパー#400→#1000→#2000(コンパウンド)にしたが、そこまでしなくてもいいと思う・・・

 

寄り道をしたが、お待たせしました!

今回のテーマであるクランクベアリングの交換です。熱膨張を使って嵌っている古いベアリングを取り除き、新しいベアリングと交換する。この際斜めにハマることがあるかもしれないけど【絶対に叩いてハメ込まない事!】もし、斜めに入って動かなくなった時は反対側から当て木等をして、外す方向へ軽く数回小突けばベアリングは取れます。※やけどには注意してね。

クランクベアリングが入る瞬間は、驚く程“スコッ!”と軽く入り込みます。それくらい力は要らないんです。

ウチはいつも、ベアリングの真ん中に人差し指を入れて、穴の上にそっと置く感じで入れています。ベアリングが中途半端で止まったり、キッチリはまり込まないのは、ケースがしっかり温まっていないパターンが多いです。オススメはヒートガン。

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続きまして、もう片方のベアリングです。

とりあえず汚れているので洗浄しましょう。

奥の穴には、オイルポンプが入ります。

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 さて、クランクベアリングの交換も完了したら、クランクシャフトを組み付ける作業に入ります。

今回は、なんとNEW!!

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クランクケース接合面に、耐ガソリン性の液体ガスケットを塗る。(オススメは、確かデイトナガレージの【モトシール1】)

 

液体ガスケットの表面硬化が始まるまでにクランクシャフトインサートツール(特殊工具)を使いクランクシャフトを挿入する。

無理な力は一切要らないという心がけが大切。斜めに締め込んでいったらクランクベアリングだけでなくクランクシャフトまでパァになるので、1発¥15000級の作業ってワケなんで細心の注意を払いかつスピーディーにお願いします。f:id:koumyou2002:20161021095343j:plain

液体ガスケットの完全硬化まで寝かせます。

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やっぱ新品は綺麗ですね。

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この際、ウエイトローラーもVベルトも交換しておきました。

まぁこれでしばらくは心置きなく乗れる。

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後は、元通り組み付けていくだけ。

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古いベアリングはペン立てで頑張ってもらっている。

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see you~